Top / D / 2011-01-26

きれいな倍音が必ずしも良い音とは限らない

ピアノやギターの倍音が理論値よりも高く出るのは弦にかかるテンションの影響だとすると、駒で弦を両端から挟みこむことでテンションの影響を受けずに理論値に近い倍音を出すことができるのではなかろうか。弦をテンション無しの状態にした楽器を探してみた。ピアノは弦の両端にテンションが掛かっているのが普通のようだ。ハンマー側のアグラフは弦の振動を本体に伝えやすくしたいという発想で作られているようだ。ギターは両端をロックするタイプでもわざわざブリッジでテンションをかける作りになっている。ハープも調べてみると、ハープの弦の押さえる部分にもテンションがかかっており、音程調整用のディスクで固定すると、そこでもテンションがかかるようになっている。

bridge1.png bridge2.png

長いボディーのピアノ程倍音が整うという話も聞いたことがあるが、長いボディーはより大きな音を出したいという発想で作られているのであれば倍音が整うのはおまけだ。弦の両端をロックすることでボディーの長いピアノの音(倍音の整った音)に近づくのであれば、メンテナンスコストが上がったとしても需要はありそうなものだけどな。この説が正しければ先人の誰かが両端ロックする楽器を作っていてもおかしくないとも思ったけど、無いようだった。

理想的な倍音が必ずしも良い音だとも限らないだろうけど、ロック式のアグラフを設計したら特許取れますかね。



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Last-modified: 2011-01-28 (金) 03:09:15 (2393d)