Cメロ譜の弾き方(3)

Cメロ譜はガイドとしてコードが書いてあるが、コードはすべてを語っていない場合がある。これは書き手にもよるが、Cメロ譜を弾く場合、どういう意図でそのコードが書かれているかを読み取る必要がある場合がある(ない場合もある)。これは一概にこう書いてあったらこう弾けというのはなかなか無いのだが、うまい人ほどコードの変え方や音の使い方がすばらしい。実際にはカッコいいテンションを入れて弾いたり、コード自体を変えたりするのだが、なんでもかんでもテンション入れてコード変えればいいかと言うと、そうでもないんだけど、曲調やTPOをわきまえながらカッコいいコードに変えていければ素敵な演奏になるだろう。実際にどういう場面にどういうコードにしたらカッコいいのか、という部分はリハーモナイズと呼ばれていて、僕も詳しくはわからない部分が多くてリハーモナイズは苦手なんだけど、いろんな音源を聞きながら日々研究中だよ。今回はテンションについて紹介してみるよ!

I、IVあたりにテンション入れる

ダイアトニックスケール内のテンションは大抵の場合自然に響くので使える場面が多い。

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メロディーが1度の時にM7は濁る場合があるが、気にならない場合もあるので弾いてみて耳で判断してみるのが良いと思う。メロティーが1度の時は6thも良く響くと思う。

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IIm, IIImらへんの場合

IIm、C調でいうDmは9thを入れても自然にかっこよく響く場合が多い。

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IIIm、C調でいうEmはダイアトニックスケール上ではフリジアというスケールになり、9thを持っていない。これを割と無理を言って9thを入れると、スケールにはドリアになり、一時的に転調したような響きになる。使える場所は限られてくるけど、こんな風にノンダイアトニックスケールを使ってカッコよく響く場所もある。

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ドミナントにテンション入れる

ドミナントではいくつか変化のパターンがあって、13thをもつコードはメジャートニックを予感させる。マイナーニックに解決する場合は♭13thを含むコードにしておくと普通にかっこいい感じになる。♭13thを含むコードからメジャーとニックに解決しても違和感なくかっこいい感じになる。

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Cメジャーに解決するG7に♭9thと13thを入れてコンビネーションオブディミニッシュ(♭9、♯9、♯11、13)にした。G7の13thの音(ミ)がCの3度(ミ)と同じ音になっている。これにより、G7自体がCメジャーへの解決を予感させる。

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Cメジャーに解決するG7に♭9thと♭13thを入れてハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウ(♭9、♭13)にした。コンビネーションオブディミニッシュの例で行くと、G7の♭13thの音(ミ♭)はCmの3度(ミ♭)と同じ音程になっているのでCmへの解決を予感させると思いきや、Cメジャーに解決しても何ら違和感は無い。カッコよく響く。

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Cマイナーに解決するG7に♭9thと♭13thを入れてハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウ(♭9、♭13)にしてCmに解決した。G7の♭13thの音(ミ♭)はCmの3度(ミ♭)と同じ音程になっていて、解決感も違和感は無い。

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Cマイナーに解決するG7に♭9thと13thを入れてコンビネーションオブディミニッシュにした。G7の13thの音(ミ)がCの3度(ミ)と同じ音になっているが、Cメジャーに解決せずにCmに解決している。解決感には独特の浮遊感があり、この違和感を好む作曲家もいるにはいるが特殊な響きではある。マイナーで解決する場合は13thを含まない方が自然に聞こえる。

こんな風にダイアトニックや、時にノンダイアトニックスケールに変えてかっこよくすることができる。重要なのは理論よりも、実際弾いてみてそれがカッコよく響いているかどうか、耳での判断だと思う。また、その響きが一般的なのか、もしくは一般的じゃないんだけどあえてそこでその響きが欲しいのか、などの判断ができるとよりカッコよく響かせられると思う。


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Last-modified: 2010-08-19 (木) 05:01:47 (2807d)