孫子・三十六計

晴れ。今日もJava。解像度の切替に個体差があって難儀した。リソースいじってるだけで一日終わっちまったい。

孫子と三十六計はこの本がたまたま2つを同時にあつかっただけで、あまり関係はない。三十六計は編纂者不明で孫子を取り入れている。孫子は前漢よりちょっと前に孫武さんが作った兵法書で、最後の方に火計に触れていたりはするけれど、全体では戦略的な視点で書かれたものが多い。なるべく戦争なんてするもんじゃない、というのが根本の主張で興味深い。孫武さんが後に書いた別の本、孫臏兵法が戦術的な視点で書かれているそうだ。孫子を読んで現代ビジネスに応用できると言ってる人は、そもそも能力のある人だろう。漠然としすぎていて、そう簡単に応用できるような内容でも無いと感じた。当時も、我々は今まで気づいてなかったけど、実は◯◯の計でした、ああ言われてみればそうかも、みたいな感覚だったのだろうか。一方、三十六というのは縁起の良い数とされているようで、三十六計の方はこじつけたような内容の物も多く感じた。おもしろかったのが第三十六計「走為上」、勝算がたたないときは逃げましょうという計略。三十六計逃げるに如かずという言葉があるが、実は三十六計逃げるに然るのであった。



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Last-modified: 2010-03-18 (木) 22:08:18 (5164d)