コード補完の続き。
クリシェしてみる †
以下の例のAmが2小節続き、3小節目でFになるところはクリシェの格好の餌食だ。
ベースをクリシェさせるパターンと、和声部でクリシェするパターンの2通りを選択できる。繰り返し時に使い分けてもいいだろう。
↓ベースは変えずに内声部でクリシェするパターン。
↓ベースをクリシェするパターン。
例えばこの曲がメジャーキーで書かれていたならば
こんな風にクリシェするのはどうだろう。
同様にベースをクリシェしてみてもよいだろう。
やたらツーファイブする †
例としてポップス調の曲を用意した。
左手でベース、右手でメロディーと和音で弾いてみた。
この、2,4,6,7,8小節目のセブンスコードは全部ドミナントだ。ドミナントはツーファイブと相性が良い。試しに全部ツーファイブしてみよう。
最初に弾いたバージョンとはだいぶ印象が変わっていると思う。ここまで徹底してしまうと病的な印象がでてきているだろうか。このようにドミナントをツーファイブにするのはお菓子を食べるように自然である。ドミナントはそこを基準にツーファイブさせたり、ツーファイブを元にさらに変化させたりと基準点になりやすい。どこにドミナントが来てるのかを把握すると曲全体の流れから変化のポイントを見極めやすくなるだろう。
(ここのドミナントとは、ドミナントモーション(増4度音程の解決)を形成し、4度上に進行するパターンを指す)