Cメロ譜の弾き方(1)

メロディーとコードだけ書いてある譜面をCメロ譜と呼ぶ。書く量が少なく済み、ほとんどの意図が伝わる利点がある汎用性の高い形式だ。そのかわり演奏時には省略されている部分を復元する必要がある。今回はCメロ譜をピアノで弾いてみよう!(Cメロ譜と言うのはキーがC調という意味ではなく、コンサートキーとしての意味合いが強い。)

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例としてポップスっぽい曲をあげる。Cメロ譜だとだいたいこの程度の情報量が普通だ。正直にコードを弾いてみると以下のようになる。

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左手はコードトーンの1,3,5を忠実に弾いた。これで要件は満たしている。しかし実際に弾いてみるとすぐわかるが、下の和音が濁ってしまう。低い音が濁る下限をローインターバルリミットと名前までつけられた現象があり、1小節目のド、ミは限界を越えていると言えるだろう。では濁らないように左手パートをまるまる1オクターブ上げてみると、確かに濁らないが、今度はベース感が薄れてしまう

ベース感を出し、かつ濁らないように弾くにはどうしたらいいだろう。

これの正解は3度の音をオクターブ上げて10度にし、下から、ド、ソ、ミにすることだ。これで前述ので2つの条件を満たすことができる。しかしここで更に問題が出てくる。ピアノの場合、ドからミの10度はほとんどの人は片手で弾けないのだ。そこで、ドソミの10度和音は分散和音にして弾くのだ。(片手で10度が弾ける方はおめでとう、あなたは選ばれたピアニストでありその天賦の才能を持ってこの解説の前半をまるまる飛ばすことができる)

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メロディーとかぶらないように、ベース音はオクターブ下げた。さっきよりもさらに低い音を使っているにもかかわらず十分分散しているので和音の濁りはないだろう。ポップスっぽい曲ならこの10度のアルペジオだけでもそこそこのクオリティーで弾くことができ、汎用性が高い。「とりあえず10度でアルペジオ」は基本として身につけておこう。


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Last-modified: 2010-08-07 (土) 05:21:19 (3023d)