Cメロ譜は必要最低限のコードしか書かないものも多い。省略されがちなところ、補完できる場所を探してみよう。
ドミナントを補完 †
フレーズのつなぎ目(AメロからBメロに入るところ等)にドミナントを補完してみよう。例えば以下のような部分で、Aメロの終わり際(15小節目)で次A'に入るような部分(16小節目からA')があったとしよう。
A'のメロディーも遅れて入ってくるのでこんな風に弾いてみた。↓G7で1小節使っていたところをDm、G7にして、テンションとカウンターメロディも入れた。
↓もう少し大胆にしてみると
メロディーのつなぎ目のドミナントを2−5(ツーファイブ)するのはとても自然に繋がることが多く、汎用的に使える。これはマイナーの曲でも同様だ。あわよくば6−2−5、もしくは3−6−2−5と繋げるのも考慮できるだろう。
ずーっと同じコードの部分 †
たとえばこういう譜面はどう弾けばいいだろう。
こういう曲はコードを省略してあるわけでなく、意図通りずっと同じコードの事もある。ソロピアノで弾く場合、メロディーに対して無理がなければコードを変えてしまうこともできるだろう。
↑ずっとCの所をC、A、Dm、Gにした。度数で表すと1,6,2,5になる。この進行を「循環コード」や「循環」と呼び、1度が続く部分に当てはめられることがある。この曲の使い方だと2小節で循環している事になる。マイナーの曲でも同じように1,(♭)6,2,5で循環して使うことができる。3小節目のEm7(b5)は1度(C)の代理で、3〜4小節で3−6−2−5と繋げてみた。7小節目のAm7はここだけマイナーだが、これはメロディーを考慮した結果マイナーをチョイスした。A7にしてしまうとド→シのメロディーに違和感が出てしまうと感じたため。もしくはメロディーを変えるのも手だけど、これはもっと大胆なアレンジの部類になってくると思う。
ストライド奏法で弾く方法もある。