相手の目を見ろ、口を開け、コミュニケーションを取ってみろ!

ただいま。東京は暑いな、異常気象か?

ソウルでは昼間は練習室に閉じこもり、夜になるとジャズバーに繰り出すという楽しい生活を送ってるうちにあっという間に過ぎた。今日本に帰ってきたばかりだし眠いし、とりあえずソウルで学んだ一番重要な事だけ書いておく。

たとえばあなたが街を歩いていると、知らない外国人から英語(もしくは知らない言葉)で話しかけられたとしたら、日本で××語が通じると思ってるのかな〜などと考えてスルーする事はないだろうか?僕はあった。もちろんこういう場合の訪ねる側のベストは「日本語で訪ねる」だろうし、ワーストは「自分の言葉は通じないだろうから諦める」だ。話は変わるが、以前PSP版モンスターハンター2GのXLinkKaiに英語部屋というのがあって、そこでしばらく遊んでいた事があった。この部屋は日本人はほとんどおらず、みんな外国の人ばかりだったのだけど、中には流暢な方も居たけれど、たいてい僕も含めてみんなカタコト英語でテキストチャット会話していた。会話したすべての人が例外無く自分の事を話し、僕の事を聞いてくる。パーティープレイだけできれば会話はしなくてもいいかな、的な軽い気持ちで入室した僕にカタコトながらコミュニケーションを取ってくるのだ。またまた話は変わるが、あるSF小説にこんな節がある。「知的生命体の定義は好奇心である」ノンフィクションの世界の実際の定義がどうなってるのか知らないけれど、フレーズとしては説得力があって僕は気に入っている。コミュニケーションとは好奇心の直接的な行動ではないかって考えたときに、Kaiの英語部屋の連中は不格好ながら、なんて知的生命体をエンジョイしてるんだろう、と思った。そして街角で現地の言葉がわからないけれどたずねてみた外国人の方、彼に取ってのベスト、ワーストは先に述べた通りだろうが、モアベターは「自分の言葉でたずねてみる」だ。コミュニケーションを取る姿勢こそが僕が今回ソウルに行って(今更ながら)学んだ最も重要な事だ。

まさに今回は僕がその外国人だ。韓国語は同伴のAJに任せっきりだったので、僕は片言もわからない。ホームステイ先のおばさんはカタコト英語すら通じない。AJも一人で出かけて行く事がある。僕は最初だまって座っているだけだった。おばさんが韓国語で話しかけてきても首を傾げて座っているだけだった。でもね、おばさん悲しそうな顔する、僕も今日こんなところに行ったよ、ご飯おいしかったよ、楽しかったよって伝えたかった。で、とにかく日本語で話してみた。聞きかじった韓国語使ってみた。行ったお店の名前だけ言ってみた。写真を見せた。身振りで示した。そしたらおばさんも僕も笑顔だった。そこで気づいた。自分の母国語で話しかけるっていうのは、それが通じる事が目的ではなく、あなたとコミュニケーションを取りたいという意思表示だったのだ。それがわかってから、AJの現地の友人を交えて食事に行った時などにも片言ながら話してみた。カタコト韓国語でも通じる、そして驚いた事に意外と英語も通じる。僕のカタコト英語ですら、通じる。伝えたいという思いさえあれば!

もし次に街角で外国の言葉で話しかけられることがあったら、積極的に話してみたいと思うようになった。相手は持ちうるアンテナを200%使ってこちらに注意を向けているはずだ。言葉以外にも視線、表情、声色、仕草などにも。相手の言葉の中から単語っぽい物を聞き取ってみたり、何となく日本語で説明するのも有効だと思う。僕ですら自分の知らない言葉でも数日たつと聞きなじんだ単語データベースが構築されつつあった。そして自分の言葉は通じないと諦めている人は考えを改めるべき。そんな人は酒を満足に飲めない僕に「おまえは人生の半分は損してる」なんて言う資格はない。大学すら出てない僕のカタコト英語ですら通じたんだから大丈夫、絶対通じる。たとえ隣に友人が居て、自分の単語の発音がおかしいとか文法が変とか言うかもしれないが「知らない人とコミュニケーションを取る」事と「友人の揚げ足を取る」事と、どちらがハッピーだろうか!相手に伝えたいという思いがあれば、言葉の壁なんてバズワードだって事にすぐ気がつくだろう。



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Last-modified: 2009-11-17 (火) 15:46:33 (4236d)