** Cメロ譜の弾き方(6) [#p5de7a38]
> 例としてポップス調の曲を用意した。[A] 8小節、[A’] 8小節、[B] 12小節、[A'] 8小節のAABA型。これを弾いてみよう。(クリックで拡大、[[ex1.pdfをPDFでダウンロード:http://www.hutcraft.jp/?plugin=attach&pcmd=open&file=ex1.pdf&refer=D%2F2010-08-28]])
#ref(ex1.png,,400x410);
> 冒頭、[A]の8小節が形を少し変えて2回でてくる。2回の繰り返しは単調にならないように、1回目は静かめに、2回目は少し気分を上げて弾いてみようと思う。1回目のAを静かめの感じで以下のように弾いてみた。
#ref(A-melo1.png,nolink);

> 1小節目はCM7にした。メロディーが6thから始まっており、出だしのM7、3、6がそれぞれ4度音程になっていてかっこいいじゃない。

> 5小節目のFも同じで、M7、3、6の4度音程を使った。次の小節がDm7なので、4拍目にEm7を経過的に入れてみた。

> 7小節目のDm7/Gは Gsus4 の派生なので、3rdの音(シの音)は弾かない方が良い。が、この場合はメロディーが4thを使っていないので(Gsus4である強い理由がみあたらない)、ピアノソロで弾くならここをG7に変えてしまっても問題ないかもしれない。今回はDm7/Gのまま弾いたので左手のアルペジオは3rdを避けて弾いた。

> 8小節目のG7は♭9のテンションを入れた。ドミナントにとって♭9への変化はポテトチップスに手をのばすように容易だ。(※ちなみにこの場面のスケール候補はHMP5かコンディミかオルタード)

> ちなみに4小節目のE7もメロディーが♭9を経過している。これを試しに♮9に無理やり変えてみたら、どこかで聞いた曲みたいになった。
> 余談だが4小節目のE7もメロディーが♭9を経過しているところ、これを試しに♮9に無理やり変えてみたら、どこかで聞いた曲みたいになった。
#ref(A-melo3.png,nolink);

> 予め運指を決められないこともあり、やや不自然な運指をしなければならない場面もでてくるだろう。今回の場合右手小指が連続する場面がでてきたが、これはやむを得ないのではないと考える。やむを得ないので頑張って小指を酷使して弾くのだ。手が小さいので仕方ない。
#ref(A-melo2.png,nolink);

[ 編集 | 差分 | 添付 | 複製 | 名前変更 | リロード ]   [ 新規 | 一覧 | 単語検索 | 最終更新 | ヘルプ ]