ポップスっぽい曲を作ってみた。A 8小節、A’ 8小節、B 12小節、A' 8小節で、小さい曲やジャズのスタンダード曲に多いAABA型。微妙な曲だが既存曲使うのは著作権とかよくわかんないんで、例としてこれを弾いてみよう。(クリックで拡大、ex1.pdfをPDFでダウンロード)
冒頭、A8小節が形を少し変えて2回でてくる。2回の繰り返しは単調にならないように、1回目は静かめに、2回目はちょっとテンション上げて普通気味に弾いてみようと思う。1回目のAを静かめの感じで以下のように弾いてみた。
1小節目はCM7にした。メロディーが6thから始まっており、出だしのM7、3、6がそれぞれ4度音程になっていてかっこいいと思った。
5小節目のFも同じで、M7、3、6の4度音程を使った。次の小節がDm7なので、4拍目にEm7を経過的に入れてみた。
7小節目のDm7/GはGsus4の派生なので、3rdの音(シの音)は弾かない方が良い。が、この場合はメロディーが4thを使っていないので、ピアノソロで弾くならここをG7に変えてしまっても問題ないかもしれない。今回はDm7/Gのまま弾いたので左手のアルペジオは3rdを避けて弾いた。
8小節目のG7はお得意の♭9のテンションを入れた。♭9は普通のドミナントならほとんどの場合自然に響くので、ちょっとひねってG7(9,#11)のようなコードが欲しいのでない場合、デフォルトで入れてしまうくらい癖になってしまっている。
ちなみに4小節目のE7もメロディーが♭9を経過している。これを試しに♮9に無理やり変えてみたら、ビートルズのYesterdayみたいになった。
今実際に弾いてみて再発見したのだけれど、右手の小指を連続して使う場面が多々あって、これはいいのか悪いのかちょっと判断つかないけど僕は使ってしまっている。たぶん、クラシックピアノ的に見たらNGなんじゃないだろうか。しかし替指(って呼ぶの?)でうまく弾こうとした場合、こういう弾き方は超難易度になりそうだ。右手でコードも一緒に弾く場合、小指でメロディーを弾く確率が高くなり、小指が連続する場面は完全に避けることは難しいかもしれない。やや見にくくなってしまったけど運指も書いてみた。