> 某所で「ひげ」をテーマに曲を作る機会があったので製作メモをこちらに書いてみよう。
> [[♪The Theme of HIGE:http://www.hutcraft.jp/audio/the_theme_of_hige.mp3]] 3:17 4.52M
> 使用ツールは相変わらずCakewalk Pro7。このソフトもそろそろ10年近く使っている計算になる。だいぶ前にXGWorksも買ったけど移行のタイミングを逃したまま、ステップ録音に慣れてしまっているCakeを使い続けている。Cakeはバグバグだし、初音ミクとの連動の時にも限界を感じたし、今回の昼の仕事が一区切りしたらハイエンドのシーケンスソフトに乗り換えてみようかな。
> 製作日数は7日弱、毎日終電で家についた後寝る前の時間を使ってちまちまと進めていった。ヒゲをテーマにする時点でモチーフはヒゲダンスしかなかろうと思い、16ビートのキメキメのイントロはその時に浮かんだ形で完成まで持続した。
> キメキメの曲なのでブラスパートはアタック強めの和音にしたかった。アタックを強めに出すにはクローズドボイス(和音の構成が1オクターブ以内)にすると良いと聞いていたけど、クローズドだとうるさく響いてしまったので主にドロップ2のオープン(和音の構成が1オクターブ以上に及ぶ)にした。うるさく響くのはおそらくMIDI音源だからだろう。オープンにしたけど割とアタック感はでたと思う。これも低音部のノートオフがぴったり揃うMIDIだからだろう。生楽器用のアレンジをする場合はこの手法じゃうまく行かないと思う。
> ピアノパートはメロディ、モントゥーノ(B部分のバッキング)、ピアノソロ、エレピのバッキングの4トラック使っている。全てリアルタイム録音で音符の編集は一切無し。一応今年の目標としている「誤鍵を減らす」は意識した。Aメロでのフレーズの末尾に変にアクセントがついている部分があるが、これは運指に問題があるのだろう。モントゥーノは思った以上にうまくいった。弾いた時は実感なかったけど、マスターにして聞き返した時にかなり良い感じになっていたので驚いたくらいだ。ピアノソロは40回くらい弾き直した思う。ピアノソロの前半部分はマスター時点の演奏も結構挙動不審である。自信がなさそうにスタッカートしている部分は本当に自信がなくて迷っている。前半は盛り下げて良いので言いたいことがはっきりしない所はむしろ弾かずに無音空間を作っていった方が良かった。なんて事はわかっていたけど実際やってみるとどうしても口八丁になってしまう。構成力が高くないとなかなか無音をうまく生かせない。ピアノパート全般はリズムのずれが"昔ほど"目立たなくなったと思う。良いことだ。逆にノートオフの甘さが目立つようになってきた。これは課題。
> 今回はリバーブを全体的に抑えめにした。ベース、ドラムに関してはほぼドライである。僕はミキシングが下手な事は重々承知しているので割とさじ加減でミキシングした。毎回ベースの音量が大きくなりがちなのでそれだけは注意した。マスタリングは音源の出力をアナログケーブルでPCに直接つないで録音している。原始的だが、僕は音質にはこだわらない事にしているので昔からこの手法を使っている。録音はSoundEngineフリー版のノーマライズとオートマキシマイズ機能を経てWavにしている。高レートのMP3にして聞き慣れた再生環境であるGigabeatに転送して聞いてみたけどどうしても音が曇る。さすがに市販のCDの音質に匹敵するはずは無いのだが、ミキシング専門家はすごいなと毎回実感する瞬間である。

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-[[セフィール]] -- 出だし部分にぐっと来ました。それだけが言いたかった。。
-[[Tsutomu]] -- おうありがとう〜。結構かっこよく仕上がったぜー
-[[智蔵]] -- ほんとだーひげダンスだー。先生おひさしぶりです。まだおけいこいってるだすよ!
-[[Tsutomu]] -- おや智蔵さんおひさしぶり〜。また練習会するかもよー 

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