** 演奏者である事と、出演者である事 [#k5724fd7]
> 僕の考えですが、''演奏者''というのは「''演奏すること''」が役割です。''出演者''というのは「''場を作ること''」が役割です。ライブをやる上で、演奏者というのはすなわち出演者です。

> ライブ活動を行っていると、たまにすごい巨匠と共演する機会に出くわします。しかしステージに立った時点で、お客さんから見れば出演者はみんな対等です。対等な出演者である以上、そのセレモニーがどのような趣旨の元で催されているのかを理解し、その状況でいかに場を作るかに専念すべきです。

> そのように信じているので、僕は(若造の僕からすれば大抵の場合がそうなんだけど)格上のプレイヤーとの共演の場であったとしても萎縮したりしません。どうしてもプレッシャーにつぶされそうになる事もあるけど、そのように心がけています。共演者には生意気な若造と見られてるかも知れないけれど、今まで出会った大抵の格上プレイヤーは僕の言うところの「出演者である」事を意識しているように見受けられます。きっとそれがプロって事なのだろう。結果的にもそれが良い音楽に繋がるのだろうな。

> ''ステージを作る以上、演奏者である前に出演者です''。故に、必要であればMC(マスター・オブ・セレモニー、マイクでのおしゃべり、進行役)もやるし、進行・構成(曲順やオープニング、エンディング、アナウンス)、ステージ映え(お客さんに背を向けない、変な間を開けない、など)も考えます。常にこのことを心がけていこうと、最近ライブをこなしていくようになって思うようになりました。

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