あるフリーランスが今年学んだこと †
晴れ。レストランでのボーカルデュオ。今日はベースの方が遊びに来てくれて一緒に演奏した。若くてリズムもばっちりで譜面にも強い、さらにイケメンなスーパーマンでした^0^。楽しかったまたやろうね。
前の勤めは出勤回数が減ってフェードアウトした後、次の就職先探すまでに好きなことしようかなと思いつつ、なんとなく個人づてに頂いた仕事をこなして行く中、自分はフリーランスとして仕事をしていると意識し始めたのは今年くらいだと思う。今まではできることをがむしゃらにやるだけだったけど、今年は顧客さんの要望をどこまで実現するのかに悩むことがあった。
象徴的な案件があって、ある顧客さんは10を望んでおり、それは10のコストでできるとも信じているが、実はプロが見れば誰がやっても18くらいのコストがかかるのが自明な時。たいして大きい案件でも無かったので「若干超過しますが10のコストでいいですよ」と引き受けた。多少説明はしたけれどそれでも18のコストがかかることはわかってもらえなかった。当日、完成版を見た顧客さんは初めて18のコストがかかっていたことを実感した。最終的なエンドユーザーさんには満足してもらえたが、コストを実感した顧客さんは気後れし、この案件は第1段で完了、後に続く話にはならなかった。
コスト通りに仕上げて「ほらこの程度だったでしょ」と実感してもらうのが良かったのだろうか。おそらく、プロならそうするべきだと思う。コスト通りそこそこの物に仕上げた場合、このプロジェクトは大した感動にもならない物になっただろう。この時は顧客さんの実現への想いとエンドユーザーさん達の事を考えて超過コストは負担することにした。
あえて失敗するのが目に見えている状態なら一人で踏ん張らずに、失敗させて「ほらちゃんとやろうとするとコストが掛かるんだよ」という事を勉強してもらったほうがいいのか。あまり綺麗な方法じゃないように見えるし、幸いこの選択は今のところ取らずに済んでいる。まぁ失敗というと言葉が悪いけど、部分的にお願いされた状態で全体での評価を気にするかどうかは難しい所なんじゃないかな。フリーなら多少のコストは自己リスクで負担できるし、顧客さんに直に接して、その実現したいという想いに共感して物を作っていけるのは僕は価値が高いことだと思う。しかし時にtoo muchな物を作ってしまうのは僕の悪い癖でプロに徹しきれてないなぁ。
いろいろ考える所もあるけれど、悩みながらもなんとかやってます。フリーランス楽しいよ。僕よりはるかに有能な方々が会社の愚痴ばかり言ってる姿を見ると悲しくなってしまうよ。フリーランスは責任も広いけどやりがいだらけだよ。今年もひいきにしてくれたみなさんありがとうございます。今後ともよろしくお願いします^0^。