Top / D / 2011-01-23

ギターの間違ったチューニング方法

ギター・ベースギターはフレットが均等に打たれているので、(少なくともフレテッドギターは)平均律の楽器だ。チューニング方法は、1.主に実音を使って合わせる 2.主にハーモニクスを使って合わせる 3.全弦チューナーを使って合わせるの3種類ある。最近WEBを見て軽く驚いたんだけど、チューナーを使うのは初心者向け、上級者はハーモニクスを使ってあわせる、と解説されているサイトやF&Qがいくつかあった。ところが、ハーモニクスにぴったり合わせるチューニングはピタゴラス音律と呼ばれるチューニング方法であり、平均律とは別のものなのだ。平均律にするにはピタゴラス音律より少しずらす必要がある。ハーモニクスだけを使ってチューニングした時の数値を計算してみた。

  • 5弦Aを音叉を使って440hz(110hz)に合わせる。
  • 6弦4倍音を5弦3倍音と合わせる。6弦は82.5000hzになる。
  • 4弦3倍音を5弦4倍音と合わせる。4弦は146.6666...hzになる。
  • 3弦3倍音を4弦4倍音と合わせる。3弦は195.5555...hzになる。
  • 2弦2倍音を6弦3倍音と合わせる。2弦は247.5000hzになる。
  • 1弦3倍音を2弦4倍音と合わせる。1弦は330.0000hzになる。
今のチューニング平均律
1E330.0000 hz329.6275 hz+0.3725 hz
2B247.5000 hz246.9416 hz+0.5584 hz
3G195.5555 hz195.9977 hz-0.4422 hz
4D146.6666 hz146.8323 hz-0.1657 hz
5A110.0000 hz110.0000 hz0 hz
6E82.5000 hz82.4068 hz+0.0932 hz

こんなに差が出た。この差は、例えば6弦5フレットのAの音と5弦開放のAの音は合っていないという事だ。フレットは平均律に合わせてあるはずなので、82.5hzの音を出す6弦は、5フレットを押さえると110.1242hzの音を出す。ギターの場合、フレットの打ち方、指の押さえ方等、他にも音程を決定する大きな要因があるため、ハーモニクスチューニングによるズレは誤差程度でしかないかもしれない。また、ハーモニクスは正確な倍音が出るのかという問題もある。信じられないような話だが、楽器の特徴により倍音は正しい倍率の音で出ていない事がある。

ハーモニクスを使わず、実音で合わせればこの誤差はでない(これもフレットが正確に打たれているという前提による)。不安な方は恥ずかしがらずにチューナー使うことを個人的にオススメしますよ。

同じ視点で正しいギターチューニングの方法を解説されているサイトを見つけたので紹介させていただきますよ。



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Last-modified: 2011-01-25 (火) 07:38:41 (2288d)