学問のすすめ

今振り返っても謎なんだけど、高校生の時に夏目漱石の「こころ」を読まされた。作品自体は素晴らしいのだろうが、なぜ高校生のあの時期に、何を感じ取ってもらいたかったのだろう、と今も謎のままだ。そして今日、それまで名前だけしか知らなかった「学問のすすめ」を読み終わって感じた疑問がある。なぜ、僕は今までこの本を勧める人に会ったことがなかったのか。この本こそ高校生の時に読んでおきたかった。こころも良い作品だが、あの時期に読むのなら絶対にこちらの本であるべきだと思った。この本読むまでは硬い本なのかな、と思っていたけど実際読んでみると「だからおまえらだめなんだよ、もっと勉強しろ!」って言ってはいないが、あたかも節々ににじみ出ていて、すごく説得力があって、とっても耳が痛くて、福沢諭吉という人がとても好きになった。

近いうちにEffective Java読書会と並行して学問のすすめ読書会、略して「柏ノス会」を開催するつもりなので興味ある人はこの本持ってきてね!



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Last-modified: 2010-03-06 (土) 04:15:08 (5159d)