なんだナチュラルが2つ付いてるだけか

晴れ。日向の暖かさが心地よく感じる程度に寒くなってきた。

鎌ヶ谷の地域コンサートに参加させてもらってきた。ビッグバンドのピアノが僕のパートだ。このビッグバンドはイリーガルな編成で大人数なのもあり、ステージ上のグランドピアノはトランペット舞台により隠されていた。ビッグバンドなのでもちろんピアノの音なんて通るわけもなく、グランドピアノ周辺はヴィジュアル的にもオーディオ的にもブラックホールだった。これによって謎にテンションがあがり、今日はアクロバティック方面の表現を試してみた。2ビートバラードだけどピアノだけドビュッシーとか、マンボなんだけどモントゥーノみたいな。パーカッションの方と交渉してカウベルなぞもお借りしてラテンの曲の一部で使ってみた。終わってみると、意外とピアノ聞こえてたそうだ。

毎回このコンサートは出番が少なく待ち時間が非常に長いという特徴がある。客席もほぼ満員のため出演者がコンサートを見る事もなかなか厳しいので待ち時間はリハーサル室を占拠して専らピアノを弾いて過ごした。全調練習に、久しぶりにAll of meを使ってみた。この曲は単純に見えるがノンダイアトニックコード目白押しなので全調練習に向いている曲だと思う。先日の練習会でSomeday my prince will comeをFでやったけどこれもかなり難しかった。ちょうど先週のOZ MEETS JAZZで敬愛する小曽根先生が移調についてお話されていたが、やはり1キーずつ指で覚えてしかないとおっしゃっていた。移調に近道なし。DフラットやGフラットは取っ付きにくくはあるけれど、例えばDフラットは「フラットが5個ついている」のではなく、「ナチュラルが2つしかついてない」と考えると意外や簡単に弾けるものである。最近では伴奏する時なんかにDフラットの譜面受け取ったりC調譜で半音あげて、なんて言われるとうれしくてしょうがない。ただEだけは勘弁な、まじ勘弁。いいじゃん半音あげればFになってドラマティックだし、下げてEフラットにすればメロウになるよ、わざわざEでやらなくたっていいじゃん、みたいな・・・E調だけはほんと勘弁してください、今年中になんとかしますので!



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Last-modified: 2009-11-04 (水) 14:43:12 (5280d)