MZ-RH1の使用感

本体の使用感

先日買ったHiMDのMZ-RH1で早速録音しまくっています。本体の使用感としては申し分ないです。期待通りの性能を見せてくれます。用途としてはアコースティック楽器の録音です。マイクはECM-MS907を選択しました。この組み合わせが良かったのかわかりませんが思った以上に広い帯域を拾ってくれています。すべてPCMモードで録音していますが、このモードだと1時間30分録音できます。ジャズライブだと1ステージが50分程度なため、欲張って2ステージを1枚のディスクに録音しようとすると大抵一番盛り上がる終わりの方が収まり切りません。無理をせずに1ステージずつディスクを交換した方が良いです。また、失敗しがちな点が、前回録音して不要になっている部分が残ったまま、続きから録音してしまう事です。ステージが終わってから全部取れていなかったことに気がつきますので、PCに保存したデータはディスクからすぐに消す癖を付けると良さそうです。

録音設定が本体に記録され、次回録音時に前回の設定を引き継いで使えるのは地味にうれしいです。設定でマイク感度をHighとLowを選択できますが、デフォルトのHighで録音した時の音が何となくコンプレッサーの様な物が掛かっている違和感を感じたためLowを使っています。マイクECM-MS907で選択できる90°、120°の指向性切り替えは今のところ違いが把握できていません。どう使い分けると良いのだろう?

本体も軽く、小さい点が良いです。バックに譜面、手帳、読みかけの小説、本体、マイクを入れ、空いた手にピアニカを持っても十分電車移動に耐えます。ただ、雨が降ったら傘をさすためにピアニカを諦める事になるでしょう。

パソコンと繋いで使う

パソコンへの転送にはSonic Stageという付属ソフトを使います。こいつを使うと録音した曲をWAVEファイルとして扱うことが出来ます。1Gフルに録音したデータをUSB1経由で転送すると30分かかります。MZ-RH1自体はUSB2.0に対応しているそうなのでBuffaroのIFC-PCI4U2Vを買ってきてパソコンに繋ぎました。ところがこいつが曲者で、パソコンにこのカードを繋ぐとWindowsXPのスタンバイが使用出来なくなりました。スタンバイをかけた瞬間に電源が復帰してしまうのです。しかもUSB2.0を使っているはずなのに相変わらず1Gの転送に30分かかります。

何かの設定が悪いのかもしれないけれど試行錯誤する時間ももったいないので今日LogitecのLHA-USB2Vを買って取り付けてみたらスタンバイの問題は解決しました。この状態で600Mのファイルを転送するのに要した時間が10分と、動作も少し速くなっているようです。これ定価1,470円?ビックカメラで1,680円だったんだけどなぁ・・・。

装置の接続にUSB1かUSB2.0が使われているというのは何処かに表示されるのだろうか??知っている人がいたら教えてください!

また、MDメディアのデータストレージとしても使えます。Sonic Stageを立ち上げていない状態で本体をWindowsに繋ぐと自動で外部記憶装置として認識されます。ただしエクスプローラー経由でMP3を転送してもMZ-RH1本体から曲データとして再生することはできません。そういう用途で使いたいならSonic Stage経由させてねって事なのでしょう。従来の60分/70分/80分のMDもストレージとして再利用できます。74分のMDで270M保存できます。ちょっとしたデータのバックアップに便利かもしれんね。(ただしMDにバックアップしたデータのリカバリーにはMZ-RH1が必要です!)

全体の感想

本体、マイク、カセットで合計5万円くらいかかったのですが、初期に想定していた用途を十分満たし、満足度は100点満点です。なによりちょくちょく演奏している身としては手軽に十分聞ける音質で作品を残しておくことができる事が何よりうれしいです。同じ用途で録音媒体を探している人には是非ともお勧めしたいですね。


  • 南本志郎? -- 説明書があれば
  • Tsutomu -- 南本志郎さんはじめまして!実際の接続がUSB1かUSB2なのかは説明書に載ってるかもってことですね。MZ-RH1の場合USB1で接続されているとしてもまだおそいんですよね。全然速度がでないのでネックは接続速度の問題じゃないかもしれません。でも気になるので説明書さがしてみます。ありがとうございます〜

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Last-modified: 2006-12-31 (日) 18:42:51 (6318d)